2日目

起床



駐車場にも雪が残っている。 そりゃ寒いわけだ。
でも朝はあんまり寒く感じ無い事が多い。 体温も下がっているからだろうか。




曇天。 今日まではきっちり晴れるはずだったのに…
どうすんだこれ


精進湖



富士五湖のなかでも小さな湖。 水はあまり綺麗でないようだ。




観光地化もそれほどされていない。
人気の無いところだから、逆に静かで良いかもしれない。




逆さ富士。
曇りだからみえたのか? どういう条件で映るのだろうか?
曇天に霞む富士さんより、逆さ富士のほうがくっきり見えるのが面白い。


本栖湖



本栖湖東岸。 これはひどい。




ワインディングロードの揺れにカーナビが転げ落ちる。
金具が取れたんじゃなくて、エアコンルーバーが引っこ抜けていた。 養生テープでとりあえず補修。
どんどん車がボロくなっていく。SUVの正しい使い方だとは思うけどね。




北岸。
逆さ富士など観るべくもない。


大柳川渓谷



曇天の時は渓谷に限る…かどうかは知らないが、 天気が悪くても、渓谷ならそれなりに楽しめる。
渓流公園に遊歩道入口がある。




吊り橋多数。
曇天で暗く、写真に手ぶれが発生している。




かなりの急傾斜。




道の整備にお金を欠けていることが伺える。




小さな滝が点在。




武蔵渕だって。淵も点在。




終点に温泉あり。
引き返しての上からの写真。かなりの傾斜。




一部滝にかなり近づける。 細いが勢いのある滝だ。
流れ方に波がある。人工的な滝なのだろうか?




ハゲおっさん的にここは正しい観光地。
どんなに素晴らしい渓谷でも歩けなければ意味が無い。 渓谷の近くに箱物を作っても客は来ない。 道を整備して初めて客が来る。 はっきり言って渓谷としては普通レベルだが、このように歩ければだいぶ楽しめる。
あとは大規模駐車場を作れば完璧。

ただ紅葉シーズン以外に、富士五湖から外れたこの場所まで時間をかけてくる 価値があるかどうかは疑問だ。


久遠寺



新倉断層を観に行こうと思ったら県道37へ出る道がゲートで閉鎖。
ハゲおっさん大ショック。理由は崩落の為となっているが、復旧しないのだろうか…  ぜひ公共工事ガンガンやって観光道路をバンバン通して欲しい。 できたら観光客だけじゃなく地元の人間も使うようになる。 道を荒らされたくなかったり環境のことを考えるならば、トラックのみ通行禁止に すればよいと思うのだが。




予定が大幅に狂う。 これからの行程になやむが、とりあえずあとで立ち寄るはずだった久遠でらへ。
R52は富士川沿いを行く。交通量は多いが快適に流れる。




身延山へ入る。 まるで地元住民がそろってやっているように、道沿いの民家の庭木が花を咲かせている。 観光に協力的なのだろうか。道は細い。




やってきました久遠寺。
駐車場は満杯で路駐のあらし。 やっと車を止めて登るとジジババ満載。
今日は平日のはずだが… やはりジジババ税取るべき。 色々なところの入場料をジジババだけ値上げすべし。 65歳以上は割引なんてもっての外だ。




枝垂れ桜がまさに満開。
多数の枝垂れ桜が境内に散在する。




太鼓の音がボンボン響いていると思ったら、イベントの日だった。
太鼓の音を聞きながら、 境内の白幕となにやら難しい感じが書いてある白旗が揺れるのをみていると タイムスリップしたような気分になる。




なんと拝観料を取らずに中まで見せてくれる。 こんな寺院は珍しい。
信心深い人が正座をして御神体を拝んでいた。 それに相反するように御神体にカメラを向ける中高年。 ありとあらゆるものが二極化している。
信心のない小生であるが、御神体にはレンズを向けようとは思わない。




麩の経文。
明かりはともしてなく薄暗い。 足元の畳の感触と相まって非常に落ち着く。




絵画の展示。 個人的には水墨画の方が好みだが…




時間が有り余ってるので隅から隅までゆっくり歩く。
普通に坊さんがあの格好で走り回っている。 ここの坊さんは必ずすべての人に挨拶をする。 そして御神体之前を横切るときは必ず一礼をする。
趣きのある情景にシャッターを切りまくってしまったことが 後々の悲劇に・・・




山の反対側の道路からは斜行エレベーターが出ている。
なんというハイテク寺院。 その下には大型駐車場。ここもいっぱい。




ロープウェイ往復1250円。 これで儲かっているから拝観料はいらないんだな。
もちろん自力で登っていけるがやめたほうが良い。 高低差が700メートル以上ある上に、地図を見る限り 登山道が一直線に登っている。体力に自信があっても片道2時間半は覚悟したほうが良いだろう。 おまけにひどい筋肉痛になるはずだ。

というわけで満員電車状態のロープウェイに乗り込む。 ロープウェイのネーちゃんいわく、月曜でシャトルバスの運行が終わり、それからは 駐車場がいっぱいになるどころか、駐車場待ちで 渋滞しているらしい。
ジジババ税導入すべし!




奥の院からの富士。かなり煙っている。
富士の裾が手前の山で隠れているため、 湖から見たほうが迫力があるかな。




ここらで一服。湯葉ラーメン640円。 観光地にしては良心的価格。
面はかなりツルツルのちぢれ麺。スープがおよそラーメンぽくなく、味噌汁に近い。 油がほとんど浮いていなく最後まで飲み干せる。




南側展望まで歩いて5分とかからない。
1000メートルを超えても杉の木は元気。腹がたつほど元気。 山の中で杉だけが、季節に関係なく青々と葉を付けている。
ここらへんで花粉症がぶり返す。神仏を信じぬ身でありながら 寺院を訪れた罰だろうか。




展望台からの南ア。
写真を取り過ぎたせいで、バッテリー表示が1/3になる。 写真のカット数を減らして行こうという目標がまったく達成されていない。




180度展望。霞んでしまっている。
やはりアルプスは登ってこそ。 富士は見る山、アルプスは登る山。両方登った小生が言うのだから間違いない。




奥の院も沢山の人が訪れている。
拝観料というと「なんで金はらってまで拝まんとならんのじゃ!」 と思うが、ロープウェイ代なら素直に払える。 公園などの入園料(維持費)なども同様だ。
たぶん多くの人が同じように感じるのだろう。

ロープウェイを下りながら係員のネーちゃんの放送に耳を傾ける。 どうやら昔の坊さんは護国安定などを考えていたようだ。 今の坊さんと違って、政にも関わっていたから、現実的な 平和というものを考えていたのだろう。 そして祈るだけじゃなく実践していたのだろう。




境内から長い階段がつづいている。 あまりの急傾斜にめまいがしそうな位だ。
この下にも駐車場がある。久遠寺に至るには3ルートあるようだが、 今回小生が来たルートが、シーズン中でも一番なんとかなるルートなのかな。


白糸の滝



ここから写真の枚数が急激に減る。 なぜなら車へ戻ったらカメラの替えバッテリー持ってくるの忘れたことに気がついたから。 ハゲおっさん大後悔。
安倍の大滝を観に行こうと車を走らせたが県道808が冬季通行止め。 冬季って言うのはここいら辺では11月半ばから5月すぎまでを言うらしい…  どんどん行くところがなくなっていく…
地図を見ても他にめぼしいところがない… ので本日の最終予定地だった白糸の滝へ。
写真は県道808




有料駐車場500円。周りに民間の300円駐車場もあり、 さらにはコンビニの駐車場もある。 料金所のおじさんが申し訳なさそうに「500円かかるんですけど…」 と言っていた。滝周辺の維持費に使う名目できっちり金をとったらいいと思う。
写真は音止の滝。
白糸の滝へ至る道すがらにある 水量が多い半分人口の滝? ロープが貼ってあり、柵にさえ近づけない。 滝までのルートは売店多数で観光地化されている。




これはなかなか… 崖の至る所から水が吹き出ている。
虹になっているのがおわかりいただけるだろうか。




落差はないが、ものすごい水量である。 止めどなく溢れ出る水爆を見ていると、この国の美点が水であることがよくわかる。 僕たちの足元で、僕たちの見えないところでこれほどの多量の水を抱えている。

帰り道で売店のおじさんがしきりに声をかけてきた。 やれそのペットボトルはなんだとか、なんのお茶だとか。 こう言うのを無視する人も多いと思うが、小生は平気で雑談に応じる。 何を言われても金を払わない自信があるからだ。


本栖湖



完全にやることを失った。近場に見るべきところもないので、 本栖湖にとって返して夕焼けの富士を見ることにする。
距離はあるが快走道路があるので移動は早い。 本栖湖のほとりをぶらぶら歩いて時間を潰し、落日の前に逆さ富士ポイントへ移動。
写真は少し早い時間の富士。旧5000円札の裏絵はここからの眺めだとか。 日が傾き雲の影がくっきり写っている。




落日間際。残念ながら真っ赤には焼けず。 山の陰に太陽が入ってしまうからだめなのかとも思うが、富士程の高さなら周りの山の 高さなど関係ないはず。
写真マニアのおじさんに聞いてみると、海側まで綺麗に晴れていると 焼け富士が見れるようだ。


風の湯



はいろうと思っていたハーバルガーデンは潰れていた。 次の近場で西富士ランドという所に向かったが、あるのは看板だけ。 駐車場は鎖で封鎖されていて真っ暗。ここも潰れたらしい。
ということで大通りまで出て風の湯なるところに入る。 500円 内1外1小 透明だがラジウム泉 眺望なし。 最終日ということでカツカレー700円食らう。
一風呂あびて地図を開いていたら、「ご苦労様ですねぇ」痩せたおじさんが声をかけてきた。 その後「タンクローリー運転してたら居眠りこいて免許取れなくなって云々」 という自伝を聞かされた。子どもが高校卒業したときに「父ちゃんのぶんも稼ぐからよ」 といってくれたのがとにかく嬉しかったようだ。貧乏な親でも 子供を少しでも幸せにしようと動いていれば、その背中を見た子供もバカには ならないということか。
携帯で調べた情報だと、ここはオートキャンプ場併設で車中泊すると駐車場が 閉鎖されてしまう可能性があるので撤退。田貫湖へ移動。が、ここが 県の駐車場にもかかわらず「キャンプ禁止」の連発。北岸の駐車場だけ 「テントをはるな」としか書いていなかったのでここで車中泊。
寒い星綺麗。

























TOP    著作:ハゲおっさん
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